ファミリー向けなら「陽当たりが良くて眺めのいい物件」を選べ
一戸建て願望を捨て、マンション永住型が増えてきた
一戸建ては、庶民の夢です。現在、マンションに住んでいても、最終的には庭つき一戸建てに移りたいというのが大半の人の希望でしよう。これは統計などの数字も証明していることです。
しかし都心、あるいは都心から近いところで、一戸建てに住むということは、それこそ何億円も出さなければ十分な広さの家は確保できません。一戸建てを購入する場合は極めて劣悪な条件のなかで求めざるを得なくなっているのが現状です。
もちろん、郊外でも非常に遠いところや、あるいは地方などでは、まだまだ2〜3000万円代で一戸建てを買うことはできます。しかし、首都圏では、ほとんど不可能な話です。
そこでマンションに永住する人が増えてきているという傾向が出てきております。ということは、マンションに対するニーズも決して減ることはない、ということになります。つまり、不動産投資として考えることも出来るということです。
ファミリーマンションなら上階の東南か南西の角部屋が一番
それでは一生住む物件としてのマンションで、最も大事なことは何だと思いますか?
それはマンションの管理状態です。すなわち、築年数や建物全体のグレード、さらには管理体制といったところでしよう。
その次に大切なことが、陽当たり、日照、眺望です。これは、一戸建てには、比較的求めにくい条件です。逆に言えばマンションであるがゆえに求められるメリットということになるでしょう。だからこそ、不動産投資を行なうためにはこの大切なことを守る必要があるのです。
築年数やレンガタイル張りであるかどうかということも重要
例えば、10階建ての8階で南向きであれば、眺望は問題ありませんし、日照も十分確保できます。結局、ファミリータイプのマンションの選び方としては、築年数やレンガタイル張りであるかどうかということも重要ですが、日照が比較的長く得られる南向きであることも、是非とも確保したいポイントです。
新築にしても、中古にしても、東南の角部屋、あるいは南西の角部屋を選ぶようにしたほうが、不動産の運用上、大きなメリットがあるということを知っておいて下さい。
さらに同じマンションであっても、眺望の点において一階や二階では資産価値としては、よくありません。賃貸に回すにしても転売するにしても、有利な条件にはならないのです。
展望のよい上階、できれば、5階以上のところを求めたいものです。
階数の高いマンションを購入するほうが、資産運用という点においてプラス
また、多少の古さであれば、階数の高いマンションを購入するほうが、資産運用という点においては、たいへんプラスになります。ただ、階数が上であったとしても、都心部においては、目の前にビルやマンションが建っているということがよくあります。
せっかく南向き、階数が上階であるのに、日照や眺望が最悪では意味がありません。そのへんは、よく現場を確かめて選ぶことが大切です。最近ではグーグルストリートビューなどでその物件の周りを家にいながらにして調べられるので非常に便利です。
将来の建築計画なども考慮に入れておいたほうがよい
また、さらには将来の建築計画なども考慮に入れておいたほうがよいでしょう。例えば南向きで周囲も静かだからと買ったら目の前にビルが建ったり、幹線道路ができたり、ということもあります。こうなったら資産価値はガクンと落ちます。
こういう建築計画は、事前に必ず入手できるものです。業者に確かめてもよいし、役所に行ってチェックしてもいいでしよう。
いずれにせよ不動産投資物件を購入の際だけでなく、自らが住む不動産購入の際は、細心の注意を払いたいものです。
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